2010-01-01から1年間の記事一覧

気侭な午後

髪を切りにいく。近所のお蕎麦屋さんで牡蠣せいろ。それから、雑貨屋さんに立ち寄る。「THE COVER NIPPON」「Rin」「粋更」「J-PERIOD」何を買うというわけでもないのだが、ふらふらと見て回る。 「わざわざ表参道まで髪を切りに行かなくてもいいのに」など…

おしゃべり

日比谷で飲んだ。しゃべることがうまい人がいると気楽で、それだけで何だか楽しい(そんなことを忘れてしまっていたかのような気さえする)。気構えせずにおしゃべりできるラインを引いてもらえたような感じだ。 もともと、そんな感じで、たまには勉強でも、…

揺らぎ

先入観というのは難しい。そこに焦点があっているとその差が、その人となりとして認識される。まともそうに見えるものだから、その適当さや不可思議さが目に付くことがある。そこで、不要な誤解を避けたいため、先に適当さを主張したり、なるべく事務的に接…

何だか難しい

1+1が2であるか、Sympathy For The Devilを感じられるか。ともかくインタビューを受けることは搾取されている気がする。 理解をするということは類似する知識や知覚の鋳型があって成立する。知識があっても、わからないものはわからないということもある…

その気

人にものを頼むときに面倒だと思うことが多い。些細なことであれば「そんなことなら私がやらないでも」となり、少しでもわからない部分があったり、処理能力を上回るのを感じると「できません」となる。尤もではあるのだが、大概のことは試行錯誤の領域が多…

3月のライオン

だいたい自分は、いつまでたっても大人になりきれてないんじゃないかと思う。ぼーっとしてるようで時々いらついているらしくひどいセリフを吐く。 3月のライオン 5 (ヤングアニマルコミックス)作者: 羽海野チカ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2010/11/26メ…

チリパウダー

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ヴァンホーデンと砂糖とミルクを少量こねてから、 鍋にミルクを入れて火にかける。 そこにチリパウダーをひとふり。 沸騰しそうなところ、カップに注ぐ。カカオと微かなチリの匂い、くちびるがやけどしそうだ。一口、何これ、すごいうまい。 チリというより…

ふと

昼休みに河岸の方まで歩く。淡々と歩く。ずっと水色な秋の空が、遠く川下は霞んで見えない。これ以上ふわふわにならないんじゃないかというくらい、たわわな薄の穂。 それだけでも頭がいっぱいになる。 それ以上の圧倒的な感覚、自分すら消し飛んでしまうよ…

こんにゃく

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群馬の友人に生芋こんにゃくをいただいた。 ちぎってお湯にくぐらせ、田楽味噌をつける。 うまい。 さすが生芋で、歯答えがある。 さくさく?しょりしょり?とでも言うのだろうか。 こんにゃくは1年ごとに植える場所を換え、3年かけ大事に育てられるそうだ…

疲れたからって不機嫌じゃね

「人を守ってこそ自分を守れる」 そんなセリフを思い出す。 映画見ながら。 今素直になれたり笑ったりできたら それでいんだよね。

ありがたいもんだね

帰りがけ10時ごろ、御徒町の交差点を自転車で通りかかったところで「XX」と名前を呼ばれた。自分なわけないでしょ、なんて思いつつも振り返るとK氏がいた*1。「おぉースーツやん」などといいながら大島ラーメンへ行き餃子にビール。仕事のことをつらつ…

あまり動かなくてもいい

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先週、友達と飲んだ時に料理*1を片っ端から作ってた。メインの馬刺しがあるのに。そこで「器用貧乏」の旨を通知された。 うーむ。 自分でする料理は、買い物したり、作ったり、お皿に盛り、食べる1口目までが楽しいのだと思うことがある。また、他人がやら…

立川流

家路の途中、パジャマ姿のおじいさんを見かけた。介護っぽい人となにやら体操をしていた。歩きながらじーっと見ていたら、介護っぽい人が何か気がついた感じだったので、そのまま気にせず歩いた。家の玄関に着いたとき「あぁ」と思った。 知り合いでもないお…

独立展鑑賞

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今年もN氏がやってきた。*1 背景にも厚みが加わり、なんとなしに、その世界の中に浸れそうな趣がある。他の展示も見慣れてきて「あぁ、今年はこういう思いで描いたのだな」などという匂いが感じられてくる*2。 *1:Find your inspiration. | Flickr *2:継続…

わかっていない

ふとした拍子に、人からもらう言動が、思いも寄らなぬところに新しい光をあてることがある。 何をどこまでわかっているのかいないのか、それはわからない*1。ただ、そういうものは大事にし続けたいものだと思う。 *1:すぐにわかる部分やできることはある。で…

ちいさな喜びをちりばめる

実家に電話をして夢で実家の犬が逆立ちをして歩いていたと言って笑う。友達に会ってお酒を飲んで馬鹿笑いする。夜中にyoutubeで米朝の天狗裁きとか枝雀の地獄八景亡者戯を見ながらくすくすと笑う。来週の根津・千駄木 下町まつりのちらしによると談春が出演…

獺祭*1

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しとしとと打ち付ける雨音に耳をすませながら、つらつらと本や物思いに耽り夜長を過ごす。昼過ぎに起き出して蕎麦屋に向かう。 「お酒のメニューもらえますか?」 「獺祭を」 うすはりの猪口にゆっくりとそそぎ、鼻をくぐらせ、口に含み、喉奥へ。「あぁ」(…

あまあま

こわがりなくせにかわすのが下手だなと思う。聞かれたままにぽんっと答えてしまう*1。そして、痛いとこ突かれるとよくわからない返事をしてしまうときがある。受け入れてしまってから、あぁと思い口下手だ。いったん落ち着いて受け止めればいいのだろうが、…

当り前のことを当り前に

当り前のことを当り前にしたら、それでいいではないか。とは思うのだが、当り前の基準というのは、それぞれであり、人や状況によりその基準は異なる。 結果のために調整が必要だが、調整しすぎるのもかったるい。計画は実状からずれたり、リスクを積みすぎて…

あまりあくせくしたくない

茶道教室を見学に行った。 向こう側には、すこしゆっくりとした空気*1が漂っているのを 感じた。相性もあるとのことなので気長に取り組めるか 歩きながらよく考えてみようと思った。 *1:今の自分の日常にはあまりない匂いがした。

バッテラ

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吉池で鯖を買ってきて3枚に下ろして酢に漬けること一晩。ご飯を炊いて寿司飯にしてすだれで押し固める*1。不足はないことないが、なかなかうまい*2。 *1:鯖寿司(バッテラ):しめ鯖 | レシピサイトぷちぐる *2:気になるところ:酢が少しきつい。寿司飯は水…

階段

その階段の向こうに何があるかわからないのに階段を上り続けることには怖れが伴う。この苔むした階段に愛着がないわけではない。このあとの階段や上る過程を居心地よくしようとする。 だが、その道自体の存在可否というものは、やすやすと恐怖を乗り越え、僕…

ことひきはし

陽炎座の背景*1を歩いてみた。 護良親王の墓への階段*2を上り、釈迦堂切通し*3を抜け、琴弾橋*4を越え、妙本寺にたどり着く。 本堂の階段でひと休みしてたら、猫が膝の上で寝始めて、1時間ばかりたとうとしているのだけど、起きそうにない... 困ったな そう…

ことりっぷ

朝起きてコーヒーを飲み、おもむろに地下鉄に乗る。乗り継ぎ乗り継ぎ藤沢に辿り着き、江ノ電に。江ノ島のあたりでがくんと左に曲がるとスクリーンいっぱいに海が広がる。雨曇りの中*1、ずっと遠くに船が見える。 極楽寺で降り、成就院に向かう。うす暗い切通…

秋祭り

涼しくなってきた風にのって聴こえてくるお囃子に、浮き立つ気持ちを抑えながら、友達と千駄木あたりを散歩。雑貨屋さんや古道具屋さんに立ち寄ったり、露地*1でご飯食べたり。 暮れに根津のほうに向かうと威勢のよいかけ声が聴こえた。我慢しきれずに神社に…

てんつくてんつく

てんつくてんつく*1、残る夏の日射しを背にして言問通りを自転車で駆け抜ける。演芸ホール裏の信号脇の向日葵は、いつしか信号さえも突き抜けそうだ*2。 とんてんしゃんとんてんしゃん、ビールにお弁当を買い込み、一番前の右隅に腰を据え、寄席の舞台の幕が…

みのまわりの色

つぼみのままのリンドウをかってきた、咲くといいな。 酒屋さんに日本酒がでてきた、どれにしよう。 つくつくほうしも居なくなり、夜の虫が響きわたる。 それを聴きながら、暗がりにじっとしていたら、 何もしたくない感がやってきた*1。 *1:何でもいい、そ…

玉の井を歩く

夕暮れの影は、見えなくていいものを隠してくれる。 本を読んでいるとき、あたまの中の映写機では物足りず、無性にそのシーンを補いたくなるときがある*1。それを映している間、あたかも、そのときの感覚が持続するような気分になるのだ。 本を片手に、地下…

やさいすーぷ

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むかしから、どうも 健康 という言葉にちと弱い。うすうす、不健全だとでも思っているのだろう。 「やさいすーぷ*1が、体質改善効果あり」などと友達に言われると、「なに、そうなのかね」と思い、自分でもやってみたくなってしまい、やってしまう。 まだ効…

新宿末廣亭

Staycation*1な日々である。 新宿末廣亭*2で朝から晩まで9時間びっしり、 あたまのなかの色を塗り替える*3。処暑なのに。 隣のおじいさんに話しかけられる。 「この前の圓朝まつりは行ったのかい?」「あの扇はならんでも買うべきだよ、2000円で寄席の…