てんつくてんつく

信号脇の向日葵

てんつくてんつく*1、残る夏の日射しを背にして言問通りを自転車で駆け抜ける。演芸ホール裏の信号脇の向日葵は、いつしか信号さえも突き抜けそうだ*2
 
とんてんしゃんとんてんしゃん、ビールにお弁当を買い込み、一番前の右隅に腰を据え、寄席の舞台の幕があく。噺家の声にえへらえへら、ビールの酔いにうつらうつら、あっという間に9時間半*3。寄席には「笑う」かつ「寝る」という1番大事な健康の素が備わっているという。あんまり考えちゃだめなんだ。
あんまり考えずに聴いてると、言葉が頭の中にその世界を広げてくれてだんだん楽しくなってくる。そして、お白粉や結綿島田に何だかうっとりしてしまったり、襟元や袖に覗く襦袢にも何だかドキッとしてしまう*4

*1:太鼓の擬音、何度か聴いていると、ほんとにそう聞こえてくる。逆に「天を突く」で太鼓の音を表現。

*2:浅草観光なら寄席(落語)に行こう - 浅草演芸ホール 2階席の方がちょっとくつろげそう。

*3:寄席は1席が約15分/30分と慌ただしいけど、気楽に見れるのがとてもいいのだ。

*4:Momojazz.net Momoyama トップページ