2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

コンテクストにおける正しさ

重力があるからでもなく、2本の足があるから でもなく、人は意思があるから立つのである。 と、誰かが言ったとか言わないとか。 味噌汁がうまいとは、飯もうまいに違いない。 (これは、まだ、わかりやすいだろう) ソースがダメ?なら全てダメに決まってる…

バナナフィッシュにうってつけの日

息が白く凍りそうな朝、僕は5分程 ペダルを漕いで、池の端まで辿り着く。 細波打つ池に、朝日が妙にキラキラと照り込み、 柳にぶら下がった短冊がぼんやりと映り込んでいる。 南側の池には、たくさんの焦げ茶色の大きなシャワーヘッドが並んでいる。 南側の…

煮魚的生活

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酒にかえし*1にショウガを少々、 フライパンに100cc弱注ぎ込み、火にかける。 煮えたところに切り身を横たえ、銀紙を くしゃくしゃっとして蓋をする*2。弱火で10分弱、 醤油と味醂と砂糖がトロトロに。粗熱をとってお皿に載せる。 燗した酒を口に少し含み、…

ふむ(ふと気になったことのメモ)

星を見ていてふと...オリオン座はわかる。 真ん中の3つの星に、下枠の真ん中辺り、 靄がかっている。星雲なのだろう。 他の星って実は何だかよく知らない。 ふと、調べようと思った。調べればわかるのだ。が、知りたいのはやまやまなのだが、調べて知りたい…

お麩と里芋

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昆布と煮干を水の中に入れて一晩置いておく。 車麩と里芋を入れて、ことこと、ことこと。 そこに薄口のかえしを注ぎこむ。 あつっ。 あぁ、ほくほくというのはこういう感じなんだな。 杯を傾け、お麩ってこんなにうまかったんかいなと思う。 後からふと...ふ…

夜の散歩

食べたらごろりと横になる。 このうたた寝は幸せである。 でも、「くっちゃね」なのである。 夜の散歩 ユニクロのヒートテックのスウェットを着て綿入れ半纏*1をはおり、首にタオルを巻く。足袋靴下に雪駄。裏の神社をぷらぷらと散歩する。空気がしんとして…

おひさん

曇天。この地方のいつもながらの冬の空。 鶴翼型に群れた鶴が舞う。 彼らはあたたかいと思ってここにいる のだろうが、寒さは頬を突き刺す。 足下の雪、細波だつ瓢湖の湖上、 渡り鳥がたむろしている。湖上に映る木々。 遠くを眺めると雪を携え切り立つ五頭…

すわりの良さ

真贋ということに関して、とやかく言う人が時々いる。「これが真である」「それは贋である」と。だいたい意図なくして人にそんなことを言える人からは、どうも胡乱な臭いがする(そういう言葉は、「その人」が「それ」をどう捉えているかを象徴している気が…

おじいちゃん

おじいちゃん。そう呼べることは... であるし、明日には僕が来たことさえも...。 でも、着物姿を「粋だねぇ」などと言ってもらえたり、帯を直している時に「左右の襟が合ってない」などと言ってもらえた。とても嬉しいものだ。 「屠蘇散入ってるから」「これ…

[misc]新年快

丑三つ時。しんと、息が凍てつくような夜。丸い月、浮ついた気持ちを咎めるように照らしている。根津神社に参拝する。お神酒を啜る。口に血が流れ始めた。 あけましておめでとうございます。 昨年はお世話になりました。本年も宜しくお願いします。 羽織だけ…