はんどたおる

おもしろければいいってもんでもないが、なんだかくすっと笑ってしまう。ただおもしろいだけではない。そうくるか、と思い、それが意外に尤もなのである。 笑いすぎてしまうものは飽きやすいのだが、笑えるし、意外にぐっとくるものがあり、もう1度聞きたい…

たまには

たまには勉強でもと思い、千駄木で降りてサンマルクに入る。いつもアメリカンを頼むのだが、未だに砂糖とミルクをつけてくれようとする。いや、それはどうでもいいことで、音楽を聞きながら勉強でもと思うのだが、いまいち集中できないときがある。何だろう…

メディア芸術祭を見に行く

art

近所のK氏と知人の個展を見て、ついでに乃木坂まで出てメディア芸術祭を見た。 相変わらずちょっと混んでてうんざりだが、時折「あ、いいな」ってのに会えたりする。 「四畳半神話大系」 本から入っているので、こんなキャラクターだったのか、と思うと何で…

「来年3月15日」

この言葉の意味がやっと少しわかった気がする。 こう、何かしなくちゃという時、何かを解決しようとしてもあまり意味はなく、ただただ諦めずにいるしかないのだと思った。そう思ったのは「紺屋高尾」ではなく、談笑の「ジーンズ屋ようこたん」である。電車の…

笹ガレイ

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日曜の夕方は吉池で食品を買う。まだまだではあるが、少し魚をたしなめるようになってきた。節分が過ぎ、柊から椿になったので、鰆。煮付けに。今日は笹ガレイの干物*1。 オーブンに笹ガレイをセットして、昨日の作り置きの煮物を手早く皿に盛りつけ、1杯だ…

リズム

Tab符をにらみつけてもなかなかリズムがわからない。みんなで音を合わせると指が追いつかない。だが、その繰返しがいい感じになってきた。いいもんだ、と思い1杯ひっかけて帰ると妙に寒い。すぐさま布団に包まり、体温計。39度。そういうことか、と思う。…

階層

久しぶりに夢を見た。たぶん朝だったのだろう。カフェオレをつくろうと思い、冷蔵庫を開けて牛乳をとりだす。カップに注ごうとすると、牛乳はゲル状になっていた。ヨーグルトとなってしまったのだろうか、などと思いつつ、パックの中身をシンクに流す。まっ…

朝4時に起きる。親指の爪のような月が見える。真っ暗な闇の中、友達と車で雪山へ向かう。高速道路には果てしなくネオンが連なり、時折、煌々と照らされた工場を通り過ぎる。朝日が上り、妙義山の荒々しい岩肌を赤茶色に照らす。碓氷峠のトンネルを抜けると…

目前の夢中

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見通しがたたないままとか、あれこれ言われるのが苦手だ。それが気になると目前の夢中をつくり出す。 まずサツマイモを乱切りにして、あく抜きをしてから、油をひいたフライパンに入れて、お砂糖をふりかける。甘い匂いがしてきた。ごまをふりかける。はじっ…

クッキー

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薄力粉150g、バター30g、卵1個に、砂糖大匙3、ベーキングパウダーを少々。まぜてから*11時間ほどおいといて、5切れ*2とって、予熱したオーブンに入れる。そのあいだ、少し薄めのコーヒーを淹れる。 ラジオが3時を告げる。香ばしい3時がやってくる。 ホ…

蝋梅

ことこと電車に揺られて2時間半、山歩き1時間。宝登山頂、1月の空は澄みきっている。遠くが見える。暖かな西日が射す中、石に腰掛け文庫を開く。山側から風がそよぐと蝋梅の甘い香りがあたり一面に漂う。絵空ごと、本のタイトルのように、夢見心地になる。

休日

友人宅に行き、2年ぶりくらいで麻雀をした。 どうもわりと強いらしく、勝ってしまった。 勝っても負けてもいいものだとは思うが、 負けず嫌いなのだろう。期待に応えたのでよしとしよう。 子供連れがきていた。よく食べるし、よく動くし、何だか見ていて飽…

昌平橋

神田川の橋の上で中央線が総武線と交わり、その向こう側から丸ノ内線が顔を出す。つれづれな交わりから、時折この近くで楽器の練習をしている。年を越し半年経とうとしているので、暫く続くのだろう。 年初「http://mienoumi.com/cha-top.html」で飲んだ。そ…

あけましておめでとうございます。

今年は「捨」。 もう少し身軽に今に集中しよう。 くよくよと考え過ぎなのだ。続ければ続くのだ。 何だかやっと年明け気分になってきた。 ことしもよろしくおねがいします。

初笑い

昼から当日券を求め鈴本へ。 今日は小三治を聞きにいくのだ。 ふふふ。待ってる間、上野を歩く。正月の空は高い。 心持ちあふれてくる笑みをにやにやでごまかす。 五時半、正月初席の千秋楽、 少し緊張が漂う中、少しずつほぐれていく。 八時すぎ、真打登場…

タベモノ記

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年末年始でなかなか出来の良いもの。 冬至に炊いたカボチャ。 家の忘年会。アメ横の鰤、ゆずと醤油でブリしゃぶ。 年越し蕎麦代わり、鍋の余りの中華そば。 海老の塩焼き。鰹節でだしをとった雑煮。 カンパチのかまで大根を炊いたもの。 卵の巻き焼き。ほう…

いつもの

おばあちゃんの家に行く。掘りごたつ。テレビが付いていてお正月番組をやっている。久しぶりに見るもんだから、齧りつくように見てしまう。何やってるんだか、なんて思うのだけど、そんな時間がいいのかもしれない。 着物でめかしこんで、帰省中のN氏とラン…

気侭な午後

髪を切りにいく。近所のお蕎麦屋さんで牡蠣せいろ。それから、雑貨屋さんに立ち寄る。「THE COVER NIPPON」「Rin」「粋更」「J-PERIOD」何を買うというわけでもないのだが、ふらふらと見て回る。 「わざわざ表参道まで髪を切りに行かなくてもいいのに」など…

おしゃべり

日比谷で飲んだ。しゃべることがうまい人がいると気楽で、それだけで何だか楽しい(そんなことを忘れてしまっていたかのような気さえする)。気構えせずにおしゃべりできるラインを引いてもらえたような感じだ。 もともと、そんな感じで、たまには勉強でも、…

揺らぎ

先入観というのは難しい。そこに焦点があっているとその差が、その人となりとして認識される。まともそうに見えるものだから、その適当さや不可思議さが目に付くことがある。そこで、不要な誤解を避けたいため、先に適当さを主張したり、なるべく事務的に接…

何だか難しい

1+1が2であるか、Sympathy For The Devilを感じられるか。ともかくインタビューを受けることは搾取されている気がする。 理解をするということは類似する知識や知覚の鋳型があって成立する。知識があっても、わからないものはわからないということもある…

その気

人にものを頼むときに面倒だと思うことが多い。些細なことであれば「そんなことなら私がやらないでも」となり、少しでもわからない部分があったり、処理能力を上回るのを感じると「できません」となる。尤もではあるのだが、大概のことは試行錯誤の領域が多…

3月のライオン

だいたい自分は、いつまでたっても大人になりきれてないんじゃないかと思う。ぼーっとしてるようで時々いらついているらしくひどいセリフを吐く。 3月のライオン 5 (ヤングアニマルコミックス)作者: 羽海野チカ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2010/11/26メ…

チリパウダー

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ヴァンホーデンと砂糖とミルクを少量こねてから、 鍋にミルクを入れて火にかける。 そこにチリパウダーをひとふり。 沸騰しそうなところ、カップに注ぐ。カカオと微かなチリの匂い、くちびるがやけどしそうだ。一口、何これ、すごいうまい。 チリというより…

ふと

昼休みに河岸の方まで歩く。淡々と歩く。ずっと水色な秋の空が、遠く川下は霞んで見えない。これ以上ふわふわにならないんじゃないかというくらい、たわわな薄の穂。 それだけでも頭がいっぱいになる。 それ以上の圧倒的な感覚、自分すら消し飛んでしまうよ…

こんにゃく

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群馬の友人に生芋こんにゃくをいただいた。 ちぎってお湯にくぐらせ、田楽味噌をつける。 うまい。 さすが生芋で、歯答えがある。 さくさく?しょりしょり?とでも言うのだろうか。 こんにゃくは1年ごとに植える場所を換え、3年かけ大事に育てられるそうだ…

疲れたからって不機嫌じゃね

「人を守ってこそ自分を守れる」 そんなセリフを思い出す。 映画見ながら。 今素直になれたり笑ったりできたら それでいんだよね。

ありがたいもんだね

帰りがけ10時ごろ、御徒町の交差点を自転車で通りかかったところで「XX」と名前を呼ばれた。自分なわけないでしょ、なんて思いつつも振り返るとK氏がいた*1。「おぉースーツやん」などといいながら大島ラーメンへ行き餃子にビール。仕事のことをつらつ…

あまり動かなくてもいい

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先週、友達と飲んだ時に料理*1を片っ端から作ってた。メインの馬刺しがあるのに。そこで「器用貧乏」の旨を通知された。 うーむ。 自分でする料理は、買い物したり、作ったり、お皿に盛り、食べる1口目までが楽しいのだと思うことがある。また、他人がやら…

立川流

家路の途中、パジャマ姿のおじいさんを見かけた。介護っぽい人となにやら体操をしていた。歩きながらじーっと見ていたら、介護っぽい人が何か気がついた感じだったので、そのまま気にせず歩いた。家の玄関に着いたとき「あぁ」と思った。 知り合いでもないお…