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あまあま

こわがりなくせにかわすのが下手だなと思う。聞かれたままにぽんっと答えてしまう*1。そして、痛いとこ突かれるとよくわからない返事をしてしまうときがある。受け入れてしまってから、あぁと思い口下手だ。いったん落ち着いて受け止めればいいのだろうが、…

当り前のことを当り前に

当り前のことを当り前にしたら、それでいいではないか。とは思うのだが、当り前の基準というのは、それぞれであり、人や状況によりその基準は異なる。 結果のために調整が必要だが、調整しすぎるのもかったるい。計画は実状からずれたり、リスクを積みすぎて…

あまりあくせくしたくない

茶道教室を見学に行った。 向こう側には、すこしゆっくりとした空気*1が漂っているのを 感じた。相性もあるとのことなので気長に取り組めるか 歩きながらよく考えてみようと思った。 *1:今の自分の日常にはあまりない匂いがした。

階段

その階段の向こうに何があるかわからないのに階段を上り続けることには怖れが伴う。この苔むした階段に愛着がないわけではない。このあとの階段や上る過程を居心地よくしようとする。 だが、その道自体の存在可否というものは、やすやすと恐怖を乗り越え、僕…

ことひきはし

陽炎座の背景*1を歩いてみた。 護良親王の墓への階段*2を上り、釈迦堂切通し*3を抜け、琴弾橋*4を越え、妙本寺にたどり着く。 本堂の階段でひと休みしてたら、猫が膝の上で寝始めて、1時間ばかりたとうとしているのだけど、起きそうにない... 困ったな そう…

ことりっぷ

朝起きてコーヒーを飲み、おもむろに地下鉄に乗る。乗り継ぎ乗り継ぎ藤沢に辿り着き、江ノ電に。江ノ島のあたりでがくんと左に曲がるとスクリーンいっぱいに海が広がる。雨曇りの中*1、ずっと遠くに船が見える。 極楽寺で降り、成就院に向かう。うす暗い切通…

秋祭り

涼しくなってきた風にのって聴こえてくるお囃子に、浮き立つ気持ちを抑えながら、友達と千駄木あたりを散歩。雑貨屋さんや古道具屋さんに立ち寄ったり、露地*1でご飯食べたり。 暮れに根津のほうに向かうと威勢のよいかけ声が聴こえた。我慢しきれずに神社に…

みのまわりの色

つぼみのままのリンドウをかってきた、咲くといいな。 酒屋さんに日本酒がでてきた、どれにしよう。 つくつくほうしも居なくなり、夜の虫が響きわたる。 それを聴きながら、暗がりにじっとしていたら、 何もしたくない感がやってきた*1。 *1:何でもいい、そ…

神宮花火

いつものようにビクターの隣で待ち合わせ、なかなかないけど、家族のつどう一夜。神の宮の花火は、土地柄のせいか、どこの花火よりもキラキラしていると思う。 お盆を過ぎた夏の夜、じっとしていると風が心地よい。 ビールが喉を潤し、頭にふんわりとした感…

そんなの

友達3人で かちどき橋 のたもとにすわりこみ、 途中で買った 寿司 をつまみに 缶ビール 、 橋の向こうに直径10センチほどの 花火 。 「何だかあれは... 柳のようだね」とか「紫陽花のようだね」とか言ったりするわけだが、だんだん馴れてくる。よく見てい…

浜町公園

お日さんが、かーっと照っているわけですよ。 じりじりじりじりと汗が頬を伝い、 もう歩くのも嫌だというくらいに*1。 でも、夜、水辺*2なんか歩いてごらんなさい、水の音が聞こ えるくらいに耳をすましていると、涼しい風が頬を伝うのに気づくのです。 する…

夏休的行為

お昼過ぎ、近所のお花屋さんで桔梗買って、うさぎやでどら焼きを買って、ゆかた着てごきげんな感じで、おばあちゃんの家に向かう。 ごとごとと電車に揺られ、都会の喧騒を離れ、 何とも夏休みな感じじゃないか。 えらくやわらかい畳、掘りごたつにざぶとん扇…

夏の夜道

夏の夜道、不忍池の畔「みずどりのステージ」を 見やるとまだ寄席をやっていた。ふっと立ち寄り、 「蝦蟇の油*1」の口上なぞを聞き、少し身軽な感じで 連なる提灯につられるように池のふち歩く。 「夜の骨董市」なぞとしゃれたものがあり、 何か買うというわ…

蓮音

日の出まえ、うす暗い中、ねむい目をこすりながら、 不忍池の畔にすわり、蓮の花が開くのをじっと待つ。 「ぽん」 開くとき音するのかな。 そんなことを想いながら、ぼーっと待つ。ぼんやりと朝日がさしこみ、 まどろみのなか、音のした気がするのだけれど..…

ほおずき

赤い服をうら返し、朱色の実をやわらかく揉み、 皮から実が剥がれる頃、服を引っ張る。 種はきれいに取れたのだけど、ほおずき笛を鳴らせない。 いつか鳴らせるといいな。 もう梅雨明け、祇園の頃なんだなぁ(さっき、ラジオがそう言っていた)。 扇風機をつけ…

九万二千

さて、今日の僕は、ちょっといいことした気分である。 お正月にお参りをすると百日分の功徳があるのだけれど、 今日は観音さまの功徳の日なので、四万六千日なのである。 自転車にまたがり、言問通りを西へ浅草寺*1。そのあと、 戻ってきて、谷中のお墓を抜…

風鈴

やっとのことで押し入れを掃除し、 いらないもの捨てて、ころもがえ。 髪を切り、実家への散歩がてら、 粋更で風鈴を買ってきた。 雨なので家側に吊るし、窓際の風を待つ。 ちょっとって、手を伸ばす。ちん、と軽やかな音*1。 *1:慣れないせい?両方陶器のせ…

盆地

友達を訪ね米沢へ。田植えを終えたばかりのようで 水を張ったお盆は鏡のように空と雲を映していて 少しかがむと遠くの山が見える。ん。 ふと目をこすり、「上の世界」の山の頂を見やると、 雪がうっすらと残っていた。 建物はおしなべて低く四方の山までも見…

みじかい手

きんじょのおはなやさんでしゃくやくを買って、 少しみじかめに切ってもらって、うさぎやで どらやきもかっておばあちゃんにあげた。 それから、ごはんを食べて、ちょっと散歩した。 僕のみじかい手では何もできないけれど、 おばあちゃんがわらってくれて、…

Coffee and Cigarette

たばこの煙の向こう。 見えなかったものが少し見えた気がする。 自分は自分で思うほどしっかりしていないし、 アンバランスで不自然 たばこを吸わなくなってから、間の取り方がわからなくなった。 全ての物事が次々と頭の中に流れ込んでくる。 尽きることは…

自転車日和

少し汗ばむくらいの陽気(額に髪がまとわりつく) ここに住んでより、連休中、家にじっとしておられず 気づかなかったのだが、人出が多く*1、お昼ご飯を 食べることもままならない。息つぎができない。 自転車に乗り、ペダルを踏みしめ、言問通り善光寺坂を…

新参者

京都から友達がやってきた。 新参者の気分で人形町を歩く。 横丁を抜けると、新しい町の 空間に入ったような気分になる。 友人宅で双葉のがんもどきを食しながらテレビ*1を見る、 「そこじゃない?」なんて言いながら。 亀戸天神には四方50メートル藤棚が…

着せ替え千代紙

今日は「結雁金」、幸せの鳥に結ばれて。 透明なiPhoneケースを買ってきて、 「http://www.tctv.ne.jp/miyakyo/tenpo/kikujudoIsetatsu/index.html」で千代紙を買ってきて、 ハサミでチョキチョキ 明日は...何にしよう? こっちの千代紙だと6種類 「紗綾形…

Ma chambre

晴れた日のお昼、自転車に乗って有楽町。 マリオンの上で映画を見てから、モザイク*1へ あ、地下街なくなっちゃったんだ...*2 3階の「私の部屋*3」で 30分ばかしにらめっこして漆のお碗。 それから「WEEKEND BRUNCH*4」、遅めのお昼。 ついついベーグルを…

はにかみつつじ

友達2人と家の裏につつじ*1を見に行った。 よく見てみると、花びら1枚だけ「そばかす」が。 はにかんで笑っているみたい。 よく見てみると、れんげもさつきもみんなそばかす。 何だかとても咲き過ぎなやつが居て、 名前みてみたら「トコナツ*2」とあった。…

...

病院のところでおばあさんが ほおずきを売っていて それがこわいのです。*1 こわい、と思うことがあると、僕の中の僕が、駆り立てられるようにして出て行く、軽々しく、にやつきながら。僕の中に残った僕の目は虚ろになり、おどおどとしている。 鼻先に花を…

ちょっとしたこと

目に青葉 山ほととぎす 初がつを そんな季節 日本橋三越のショーウィンドウをななめに 眺めて通り過ぎ、ブレーキをかけて立ち戻る。 屏風と桐箪笥が飾ってあって、ちょっと欲しいかもなんて思ってしまったり。 ちょっとしたセリフに、さりげなく優しさが籠め…

お財布なくした...

一昨日、Time Capsule*1が、動かなくなってしまった。 今日付け曜日記載なしの打ち合せ依頼があり、念のため、とゆことで、新川まで行ってみた。勿論、誰も居なかった。帰り際に吉池。気に入ってたスニーカーを繕えるか聞いてみた。無理だなぁと。しょうがな…

夜桜

先週末、人形町の朝の4時 そのときに見た桜は凍えそうにきれいで、 昨日、ビールを片手に見た 新川の桜は少しく艶やかだった。 衣が棚引くように。花びらが風に舞う。 酩酊した僕の目には柔らかな肌が垣間見えたような。

「東京国立博物館」 そんなタイトルに引き寄せられて。 庭園の池に映りこむ桜。その上を花びらが漂い。 本館で「桜めぐり」、バッチがもらえるスタンプ集めに夢中。 谷中の商店街でお酒におそうざい、脇に抱えて霊園へ。桜の木の大きな屋根の下。お墓に挨拶…