おじいちゃん

おじいちゃんと僕

おじいちゃん。そう呼べることは... であるし、明日には僕が来たことさえも...。 でも、着物姿を「粋だねぇ」などと言ってもらえたり、帯を直している時に「左右の襟が合ってない」などと言ってもらえた。とても嬉しいものだ。
 
屠蘇散入ってるから」「これがないと正月を迎えた気がしないね」「一合八勺」おじいちゃんはそのくらいが良いらしい。確かに、僕も1合だともう少し... 2合だと翌日に少し...という気がする。
 
どうも聞いてみると「違い鷹の羽*1」なのだそうだ。
壷算という落語にて『そこでお前が紋付の羽織を欲しぃときに「紋付の羽織おくれんか」てなこと言ぅたらあけへんで』というくだりがある。これが難しい、僕にはどうもできない、が、どうにも旨いもんだなぁと思う。
『「縞もんの羽織を見せてんか」と、こぉ言ぅんじゃ。そこで出された品もんにキズ付けんかい*2。』で、ついでに紋付の羽織を見せてもらい、『「どぉも裏の模様がよぉないし、裄丈も合わん。どぉせ仕立て直しせんならんのやろけど安けりゃ買ぉといてもえぇが、何ぼや?」』とするのである。
 
そんな一時。

*1:http://www.otomiya.com/kamon/animal/takanoha.htm

*2:ケチを付けること(縞柄がぼやけてるとか)。