お麩と里芋
昆布と煮干を水の中に入れて一晩置いておく。
車麩と里芋を入れて、ことこと、ことこと。
そこに薄口のかえしを注ぎこむ。
あつっ。
あぁ、ほくほくというのはこういう感じなんだな。
杯を傾け、お麩ってこんなにうまかったんかいなと思う。
後からふと...ふと思うと、赤い染付けの器が良かったかもと思った。
あぁ、食べ物が器を求め、器が食べ物を求めるんだな*1。
別に白い器でもいいんだけど...も少し..素っ気ないような気がする(そうじゃなくちゃいけないと言う訳ではないのだけど...新潟で買った酒は東京では違う味がするし)。
気にするような気にしないような。でも、何となくしっくりする感じ。
何となくそうしてしまう感じ。そういうのっていいのかもしれない。
*1:作られる時に、こう使われたいなと考えられている皿。