全生庵
近所でイベントがあり、
裏の神社の舞台で、青空のもとで落語を聞く。
その後、てくてくと歩いて、全生庵へ講談を聞きに行く。
講釈師の先生と言うのは、なんだか恐ろしいもんなのかいなと思っていたら、丸い顔して目がくりくりとして可愛らしい感じの方*1が、にっこにっこと喋ってくれる。「講釈場、いらぬ親父の捨てどころ」と、言いたくなるような感じでお酒を飲んでるおじさんが隣に居たり。先程は寒空の下、少しつらかったのだけど、温かな講堂で。
つまり、まぁ、楽しかったのだ。
講釈というのは、確かにもったいぶってはいるのだが、「難しいことをわかりやすく話して聞かしてくれる」わけで、終わりがけに「講釈の講釈が欲しい」と言っている人がいたけど、馴れてきたせいかちょうどよかった。
細川の茶碗屋敷(落語のタイトルでは、井戸の茶碗)をやっていた。落語ほど情に訴えるような感じではなく、ほんとにそういう話があったんだと思わせるような感じで、すっきりとしている*2。
自分の住む町(別に住んでいる以上のことは余りしていないのだが...)が、ちょっと嬉しいのは嬉しい気がする。
- 先週末ふらっと立ち寄ったのだが、湯島天神には梅が咲き始めている。
(咲くかな、咲くかななんて思っていると、甘酸っぱい花がぽっとつく)
- 昨日、ふらっと立ち寄ったのだが、上野動物園には象がいる。
(子供心的ドキドキワクワク、見るとやはりおぉーって気持ちになる)
*2:くず屋に売った物が実は高い値段で、「1度売った物は返してもらう訳には行かない」「そんな物で儲けたなど思われたくない」という押し問答。うまい仲裁が入って解決するのだが、講釈だとお家再興、落語だと婚礼まで続く。