パスタリズム

卵麺

芸術活動におけるミニマリズムとは、
「最小の構成単位の反復による多様な造形表現の
 展開」のことである。
 
で、これは、
「食卓を構成する毎日の味噌汁が、毎日異なるものでありながら、
1つの家庭の象徴でもあり、日本を代表する文化とも言える」
ことに似ている気がする。
 
このところ、日々、前衛的に小麦粉と戯れているわけだが、
これは「art for art's sake」とも言えるのだろうか。
(勿論、ロマン主義的感傷と言っても良いし、ひいては、自慰的な行為と言っても良いのだが、単に「うまいもん食いたい」ということなのである)
 

  • 適当な前置きはどうでもよく

昨日、塩加減と茹で時間の不調和により、なんとも塩味の効きがよろしく、また、柔らかなパスタを食すこととなり、何とも悔しいのである。
 
フェデリーニ的な細さを求め、1時間以上パスタマシンと格闘し、その間の空腹感が早く食べたい感を煽り、緻密な塩加減と時間配分を阻害したことによる。さらに手順を確認してみると、細断した後に「干す」という行為があると纏わりつかずに良いらしい。1度作ると数食分の悔しさとなるため慎重を期さねばならない。
 
具を改め、今日も研鑽に励むものである。