そっと出し

紀ノ善

「居候、三杯目にはそっと出し」
どうも僕は、基本この言葉のように動いてしまう。
だがしかし、ちょうど三杯目あたりだろうか
慣れと慢心が僕を襲ってくるのだ。
 
「何か要るものある?」「あ、いや、いいよ。」
  ↓(←三杯目あたり)
「何か要るものある?」「群林堂の豆大福とコーヒー」
 
「あ、いや、あんこにコーヒーというのは非常に絶妙なものでして...
 出町のふたば、原宿のみずほに次ぐ、日本に名だたる豆大福の産地が
 なんとこの文京区にございまして...これを是非、当地にいらしてくださる
 貴方様にも、是非是非、召し上がって頂きたいと考えまして...」
 
売り切れていたのだが、姉が紀ノ善の抹茶ババロアを買ってきてくれた。
クリームとあんこと抹茶ババロアを舌の上で撹拌しながら、
僕は「にたり」と笑っているのである。
(いつかは「おあと」もつけられるように考えてみましょ)
 

  • 「おどろきしぱた」

病院の待合室に置いてあるマンガがあったりするでしょ
ちょっと「クスクス」って笑いたいなと思い、手に取ったのがこれ

ハイスクール奇面組 1 (集英社文庫(コミック版))

ハイスクール奇面組 1 (集英社文庫(コミック版))

子供の頃、コミックと全く縁がなかったことをちょっと後悔
とてつもなくよくわからないギャグに「クスリ」
あんまり笑い過ぎると肺に響きそうなのが何だか拍車をかけている
変に笑うと部屋の他の人に悪いだろうというのが何だか拍車をかけている
声を必死に押し殺し「ククク」と笑ってしまう。
何がどういう訳か面白い。
 

  • 「とってもかなしみしぱた」

「少し隙間があります」なんて言われたら「とってもかなしみしぱた」です。
やっぱり、そんな簡単には治る訳はなく、といっても
自然治癒しそうな範囲内のようで
「もう数日は居なくちゃね」となりました。
 
「しぱた」とはそういう意味だったのか...