雨のちハレ

赤い自転車

前日より続く枯れない涙のような雨。
それを微塵も感じさせないくらいの快晴。
そうだ、自転車に乗ろう♪
(裏の神社のつつじ祭りの太鼓の響き
 身体に振動が伝わり、心が後押しされる)

  1. 雑巾を出す。
  2. ギアに油を注す。
  3. 7気圧。車輪に空気を注ぎ込む。

 

  • 「ハレとケ」という言葉がある。

「ハレ」は非日常で「ケ」は日常。日常がうまくいかないことを「気枯れ」と言うそうだ。「日常は劇場か」この頁に最初に入れた言葉。僕は、心の中で呟く。(劇場のような日常という意味ではないよ)
 

  • 雨の日に悲しくならないように傘を買いに行こう♪

 
暖かな日差しのもと自転車を漕ぎはじめる。
景色が流れはじめる。東京の町。
上野公園。今はまだ、枯れ木のような蓮の池。
 
をみなえし月、桐月、文披月、愛逢月...
7月には、池が埋め尽くされる位、広がるのだろうか。
あの丸い大きな緑の葉(いつかそこに乗ってみたい)。
すっと伸びた茎の上、透き通るような白、仄かなピンクの莟。
朝5時に開き、お昼には閉じてしまう。
(あの可憐な黄色はほんの少しの間だけ)
今年は早起きをして見てみよう。
 

  • 時速60キロの雨に負けない傘

http://www.sempre.jp/brand/SENZ-Umbrellas/