雲呑麺

雲呑麺

散歩をしている途中で「台灣小皿料理」と書いてあるお店を見つけた。店の佇まいといい、素っ気ない感じだが、メニューの値段も内容も(750円程度)も程よい感じ。特に白地に赤で「台灣小皿料理」と書かれているところの「灣」と「小皿」である。これは来たな♪と思った。
 
数日後、お店に行く。店員が見当たらないが「すいませーん」と声をかける。厨房からおばちゃん(もう少し若い感じ)がきれいな声で迎えてくれ、「そっちの広いとこいいですよ」と座らせてくれる。何だかいい感じ。「雲呑麺」を頼む。「お漬け物もどうぞ」、「お茶もここにありますよ」と言って勧めてくれる。いいなぁ。
 
雲呑麺(米粉か麺で米粉を選択)は、暖かく何だかほっとするような感じ。雲呑もしっとりと包まれていて、豚挽肉とエビが入っていてとってもジューシー(おいしさが鼻に抜ける感じ)。さらに、ご飯付(豚の角煮を細切れにしたものが付く、お漬け物は大根、菜物)。
 
量的には多すぎなのだが、こんなもの残したら申し訳ない。「たくさん食べてね」という暖かさが逃げてしまう気がする。
こういう、素っ気ない感じもありつつの丁寧な暖かさがたまらないのである。
完璧な料理もいいかもしれないが、そういうのは「たまに」でいいなぁと思う。
(やっぱりクリーニングに出したものは味気ない。アイロンがかかったシャツはその暖かさが残っていそうな気がしてしまう)
 
(最近、「餃子」などと書いてあるのぼりが立ってて、なくてもいいのになんて思うけど)
また行こう♪