お皿を割る

お皿

先週、百万遍の古物市で買ってから12年来の友であるお皿を割ってしまった。。
すぐ近くの古本屋(百万遍では古書市も開かれる)でバイトしてたので、ちょこっとお散歩がてらに物色したものだ。
何だか気に入ってたのになぁ...つなぎ合わせても。。(ごはん用ではなぁ...)
 
無論、故意に割ったわけではない。
ちょっと古くなってきたネギとキャベツを消費するために3枚(2枚は冷凍用)もチジミを作っており、台所スペースがてんやわんやになっていたからである(てんやわんやなのは僕も同じか...)。
 
お皿を割る。ショックだったんだろうか。ぼーっと考えてた。
基本的にお皿を割ろうとする人はいない。
体調が悪いとか、つい油断したりするとお皿は割れる。
飲食店のバイト等であったりするのだが(それ程ひどくなかったが...)、
「お皿を割るな」と言われると、お皿を割り、
「大事なお皿である」と言われると、お皿の中身を零してしまうのである。
茶店のバイトで零した時、「今入れ直すから、入れたてのコーヒーを持ってって」と言われて再度持っていった(こういうのが良い)。そして、自分で「あの人に飲んでもらおう」と思えるようになるとえらく安定するのだ。
難しいものよね♪
 
お皿を割ったことがある。
学校の廃棄物置き場で要らないお皿をがしゃんがしゃんと割るのである。お皿だと思っているから、妙な罪悪感だ。でも、お皿を割っているうちに何だか楽しくなってきたりもするのである(自分の力の入れ具合と割れ方、そして音。こうかな?なんて思ったりするのだ)。
不思議な感覚。
 
百万遍のお皿のことは忘れないだろうし、また、素敵なお皿を見つけよう。