「子供騙しのお唄を唄って

おつき

そこそこ人気もある僕だけれど」
 
という大槻ケンヂの「踊るダメ人間」の曲を聴く。
 
「もしもかもめになれないのならば
  僕は静かな地蔵でいたいな」
「ダメ、ダメ、ダメ、ダメ人間、ダメ!人間、人間」
 
何だろう。僕の言葉はもう言葉じゃない。僕は何もしゃべれない。
 
「この世を燃やしたって、一番ダメな自分が残るぜ!」
「ダメ、ダメ、ダメ、ダメ人間、ダメ!人間、人間」
 
ダメなものはダメ。何をしたってダメ。そうなのかもしれない。
 
「ダメー!それでも生きていかざるをえない!」
 
それはそう。わかってるよ。頭の混乱を振り払うように口ずさむ。
 
今晩の月はいつもより綺麗な気がした。思わず皆と写真を撮った。
月の中のうっすらとした影の中に何かが見えた気がした。ふふふ♪
お月さまは、いつも笑ってくれてるのさ。
僕も、少し笑顔を取り戻そう♪