町に降る雪

ゆき

町に降る雪は少し儚い。もう桃の花の季節なのに。雪、ちょっとしたウキウキ。子供心を懐かしむ。手に降る雪。ちょっと厚みがある。すぐに溶けてしまう。手が冷たくなる。物悲しい思いを辿ったり。積らないかな♪なんて思ったり。物悲しさを振り切るように、コンクリに白く薄らとしてるのを頭の中に描きながらお布団に入る。翌朝は、少し早く起きてしまう。
 
散歩する。水のある町を歩てみる。橋を渡らずに右に曲がる。違う町の景色。水に沿っていると、思わずちょっと入ってみたくなるお店があったりする。酒屋さんの中に花屋さんがあった。ちょっと不思議だった。また散歩しよう。