閉じたくない

父と祖母

昨日は、父と祖母と焼き肉を食べた(Loading...)。楽しくおいしく食べれた。よかった♪少し緊張したけど...
 
笑顔を言い聞かせて広尾に向かう。道は寒い。最初に会ったのが祖母で良かった。無心の笑顔で迎えてくれる。建物の中は暖かい。ぎこちない僕に代わり、父が注文をしてくれる。お肉の焼ける音とともに、父や祖母の近況を楽しく聞く。初めて自主的に父の写真を撮れた気がする(良かった♪)。当然ながら家族の話となる。勿論、僕のことは聞かれたれるままに答える。そうかどうかはわからないが、当然僕に聞きたい内容は家族の他の者の話だ。そうなってくる(僕以外たぶん閉じてしまっているから)。僕はやんわりと外堀を埋めるように話す。
 
2人とも家族に対する自分の希望を言い続ける。そこで何故、その中から出ようとしないのだろうと僕は思ってしまう(みんなそう、僕もそういう時ばかり)。これでは、どうとしようもないではないかと思ってしまう。そこで自分の中の何かが少し閉じる音がした。そして、その後、少し耐えきれなくなった。1つの質問に思わず「何を聞きたいの?」と問い返してしまった。何かとても嫌な気持ちになってしまった。話題を変え続けるが、笑顔が少しこわばる。僕は、僕の選択をしてしまう。でも、僕からは閉じたくはない。
 
最後に祖母と父に握手をした。祖母の手は温かく、まだ元気♪と思い、握り返した。父の手は少しカサカサしていて、疲れてるのかなと思い、やんわりと長く握った。また、会うのはもっと先になってしまうかもしれないけど、僕は、僕からは閉じたくはない。
 
緊張してたり、何かが感情が支配していると、僕はその時点でなかなかわかれない。1日経ち、思い返す。祖母が手をこすりながら炭火にあたり微笑んでいた顔、なかなか解決できない問題に困惑した顔をしていたことを思い返す。また、父が元気に振る舞おうとしている感触、僕が思わず「何を聞きたいの?」と問い返した時の困惑していた顔を思い返す。そう、父も祖母も閉ざそうとはしてない。まだわかれないだけ。いつか皆が何かわかり合える時が来るのかもしれない(言葉に踊らされたくはない)。僕は、僕からは閉じたくはない。
 
そして、祖母が話してくれた祖父との思い出、父が身の回りのことに不安を抱いている話、僕は記憶からそれを探し出し、気持ちをなぞる。思い出の黄昏に身を浸し、その苛立ちに身を投じてみる。嫌になることもある。でも、今度はもう少し楽しくできたらな♪と思う。僕にできるのはそれくらいだ。
 
この思いはうまくいかないことも多い。
でも、僕は、僕から閉じたくない。