浮沈

こいのぼり

暖かくなったり寒くなったり。
 
木が青く芽吹くのが少し眩しい。
その越前堀公園の中、鯉3びきの吹流し。
 
地下鉄、雨が降り久しぶりに乗ると人との距離が意外に近いことに少し驚く。
ピンクの折り畳み傘をくるくるっと巻いて入れた鞄の端をちらりと見ると
バラを一輪差しているように見える。
 
雨の日の憂鬱を吹き飛ばすかのように「九州吹き戻し*1」を聴く。その後、「文七元結」を聴き、はらはらと涙する。
 

立川談春“20年目の収穫祭”

立川談春“20年目の収穫祭”

*1:九州吹き戻し(きゅうしゅうふきもどし) 落語: 落語あらすじ事典 千字寄席。生き馬の目を抜く江戸の町。吹っ飛ばされても何しても、まぁ、やってくしかなるめえ、てな気分になる。