KERA・MAP#005 『あれから』 | 世田谷パブリックシアター/シアタートラムとこれから

そのとき、脛用モコモコモモヒキを買っ

中年男女を取り巻く心理描写を描く演劇を見に行った。面白かった♪久しぶりに会うと卒業してからのあれからばかりの話になっちゃう。それだけだとちょっと気が滅入ることがある。勿論、時間が経ってるからその時と同じトキメキは取り戻せない。だから、これからをちょっと意識してみようってお話なのである。ちょっと共感が湧く。
今迄のしがらみはなかなか切り離せなかったりする。でもそれはちょっと置いてといて、どんな人なんだっけ?自分といるとこんな風に楽しめる?なんて思えるといいなと思った。
それから、これは、演出の技量なのかもしれないけど、「演劇は共感を抱くにちょうど良い距離」なんだと思う。
これが現実だったらかなりやってられない下記状況。
自分の連れ添いが不倫して離婚を迫られ、その不倫相手に家に乗り込まれ、昔の親友は自分のお気に入りの異性に隠れてちょっかい出してて、さらに自分も寂しくて手を出したら裏切られ、息子に自分の裸の写真をばらまかれ...
でも、テンポよく演出されると見てるこっちはへこまない。また、演じてる人のそぶりや声の揺らぎを聞くとその動揺が手を取るように感じられるのである。
その後、「きゃんどる(地図/写真/三軒茶屋/イタリアン(イタリア料理)) - ぐるなび」というお気に入りのお店でパンフ開きながらご飯食べてたら、夫婦役であった高橋ひとみと高橋 克実がセットでやってきて隣のテーブルに座ってきた。何か違った側面の話はちょこっと聞けて面白かったけど、テレビの向こう側にいる人はトイレにも行かないという幻想が壊れたような感じだった。