37°2 le matin

芍薬

いまでもときどき声が聞こえる気がする。

「冗談でしょ」
「役立たずの掃除機」
ゾルグ」
ゾルグ、眠っているの?」

光があたってものが見えてたんだ、灰色の沼地には色がないことに気づく。

「書いてるの?」
「考えていたんだ」*1 

この映画を見ると何かが背中を押してくれるような気がする、
『来る?』*2と。

*1:猫が好きなのはベティの声がするからなのかもしれない。

*2:ベティは微笑みながら、ランプを家に投げ入れる。