オブジェクト倶楽部イベント
■オブジェクト倶楽部セミナー参加について
2005年12月16日:小松@参宮橋(国立オリンピック記念青少年センター)
■目的
・java以外のプログラムに触れる。
・モノを作るという観点以外の見方に触れる。
■結論
・他のプログラム言語を知るとと別な見方(javaという言語に固執しない)が
できるのではないかと思いました。
Rubyは、少し扱えるようになれるとよいなと思いました。
・見積もりに関してはまだまだわからないところが多いです。
ファンクションポイントは一定の値を出してはくれますが
最近思うのはやはり体制や人の能力、開発手法、アーキテクチャ
等によってずいぶんと変わるものであり難しいなと思いました。
■要旨・所見
1.オープニング with 全員参加型ワークショップ(オブLOVEワールドカフェ)
株式会社永和システムマネジメント 平鍋健児氏
『プロジェクト成功のカギ〜現場からの声に耳をすませ〜』
・平鍋さんがでかいポストイットを(1メートルぐらい)貼り付けて
参加者がどこから来たかということでまず話を始めました。
⇒このようなパフォーマンスは良いものだなと思いました。
・ワールドカフェの実践。
ワールドカフェとは、五人のほどでグループになって
仕事場での課題等を話すというものです。
⇒いざ話すと時間は短いもので、反対に何を話したらよいかも悩むもので
そこらへんの修行が足りないなぁと思いました。
2.主賓講演
株式会社富士通総研 前川徹氏
『ソフトウェアの生産性と品質を向上させる鍵は何か』
・日本のソフトウェア産業の国際競争力が低下している現状から、どうすれば競争力を
高めていけるかという問題を開発手法(ウォーターフォールモデルは間違い)、
人材の処遇(個人の能力をより重視すること)、業界の構造(ユーザ側の問題と責任)などの
視点から生産性と品質向上の鍵を考える。
⇒ハードウェアだけでなく、ソフトウェアの二重化というのが
かなり新鮮な気がしました。(スペースシャトルのソフトウェアは
同じ要件を異なるソフトウェアとして作成しています。)
⇒非常に説得力がある資料を提示していただいたが、何かが
間違っている気がしました。先日友人と話しながら考えていたのですが、
日本と海外で主に違うのは品質に対する見方で、
例えば、日本ではバグがないことを目指しますが、海外では、ベータ版を
公開してバグを使う人に抜いてもらったりすることが多いです。
このようなところで、何か日本は決められたものを作るという発想が強く、
最終的に役に立つソフトウェアを提供するという観点があまりないのではないかと
思いました。
3.午後セッション1
セントラル・コンピュータ・サービス株式会社 三河淳一氏
『納得の見積もり〜ソフトウェア開発の現場から〜』
・三河さんがファンクションポイント法とCRUDのマトリックスをもとに
見積もりをする手法を紹介。ワークショップにて「例えばこのような
アプリケーションがどう見積もりますか?」ということを行った。
⇒前提条件がわからないと難しいと思いました。
とりあえず動けばいいのか、B2Cのアプリなのか
また、開発手法が確立した状態なのかとかetc.
複雑度にもよりますが、XX操作機能とあったら0.5人月から1人月ぐらい
がメイクでテストがシステムテストまでで1人月ぐらいとか自分の中では
思ってしまうのですが。。。そのような見方以外もできると良いなと思いました。
三河さんが話したいことの何分の1話せたのかなと思いました。
4.午後セッション2
・Rubyがなぜアジャイルなのかについて言語を開発したまつもとさんが語る。
⇒世界的にも認知されているのがすごいと思った。
この言語はオブジェクト指向ですが、クラス図では表せないのではないかと思った。
型付けは不要であり、想定された振る舞いが実装されていることが重要である
というところが面白いと思いました。
しかしながら、アジャイルの意味がまたよくわからなくなりました。
個々の課題は結局解消されますが、一般的な意味での管理ができないので
どうやるのだろうと思いました。
5.ライトニングトークス
・参加者が五分間のスピーチを行う。スピーカーは時計を見ることができない。
⇒佐藤さんの発表の中で、仕入造成で使用していた「かんばん」が紹介された。
ちょっと嬉しかったです。段ボール紙にタスクを張り出し、朝ミーティングで
Todo/Doing/Doneの状態に応じて張り替えていきます。
芦沢さんという型のムービーも面白かった。ペアプロをサポートするために
キーバインドを切り替えるツールの紹介がありました。